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住基ネットを議論することで 何がみえてくるか?
スライド:06
Slide06 「官治集権から自治分権へ」
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 はじめに、民間企業におけるネットワークイメージの「変化」について見ておきたい。
 この広告デザインは、企業社会における現代的なネットワークのイメージとして優れた表現になっていると思う。
 視線は左から右に流れることが期待されている。つまり民間企業の業務ネットワークの構造は、現在、「水平分散的複数組織連携のゴチャゴチャネットワーク」から「垂直分散的階層構造を持つスッキリヒエラルキー」に転換すべきだ−−という端的なメッセージが、この広告には込められている。
 むろんそのようなメッセージの背景には、企業組織(人事組織)が水平分散型組織になり得てはいないという現実があるわけだが、すべての企業ネットワークが「垂直階層構造を持つスッキリヒエラルキー」に回帰すると考える理由はないだろう。
 とはいえいくつかの技術的な動向を見ると、ICTの普及(水平分散型組織形態の一般化)はある種の反省期に入っていることが分かる。そこでは、一方でP2P型(スライド8参照)のネットワークへの強い注目と同時に、一部に集中的なコントロールを導入した折衷的な組織形態/ネットワーク構造が模索されているのは事実だろう。
出典・参考資料
新日鉄ソリューションズ社の広告(「日経コンピュータ」誌掲載・2004.11-12)

もくじ
1  住基ネットを議論することで何がみえてくるか?
2  プレセッションのスタートライン
3  国分寺市の経過(議会)
4  国分寺市の経過(職員側の意識の変化)
5  住基ネットを議論するほんとのメリット
6  「官治集権から自治分権へ」
7  「官治集権から自治分権へ」(2)
8  中央集中から水平分散へ
9  みえてきたもの
10  「自治体構想」は、議論されていない
11  IT導入は「さけられない」:行政の理解
12  電子政府・電子自治体の構造は「新・明治政府」をめざしている
13  ディスカッションの方向性・展開
14  「地方分権」vs「垂直分権」へ
15  電子自治体と「住民参加」
16  電子自治体と「地域コミュニティの活性化」
17  まとめ
18  「電子自治体」が問題なのではない 自治体そのものが問題なんだ
19  「国のねらい」に抗していく自治体の力
20  信頼関係をどうやって作るか

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