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次期入管システムの構想と問題点
スライド:10
Slide10 入管システムの「見直し・最適化」
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 現行入管システムの「見直し」は、2005年6月の法務省情報化統括責任者(CIO)決定「出入国管理業務の業務・システムの見直し方針」によって始まります。
 見直し方針の基本的な視点は、レガシーシステム(大型コンピューターによるシステム)から、小型低コストのサーバーとパソコンなどによって構成される「IT」のネットワーク/システムへの全面的なリプレイスです。そのとき、バイオメトリクスやインテリジェンス機能など最先端の技術を積極的に取り入れることによって、入管業務(出入国管理と在留管理)を強化していくことが強く意識されてきました。
 「利用者・職員の利便」(空港の入国カウンターでの待ち行列の短縮など)のために「自動化ゲート」や「ICカード」などの導入が計画され注目されていますが、それらと並行して、「関係機関との連携の強化」を進める中で「インテリジェント機能」(プロファイリング機能)を導入することで、「テロリズム・外国人犯罪」の脅威から「国民の生活を守る」という課題も提起され、「外国人の管理」の全般的な強化が打ち出されています。
 このように見ていくと、今回の「次期入管システム構想」は、「日本版US-VISIT」の採用(「テロ対策」)だけでなく、総合的な入管政策(移民労働者政策など)強化の意図の中で設計されている用に見えます。

 なお、前ページで指摘したように、「入管システム」とは運用上別のシステムとされていた「外国人登録情報処理システム」が、今回の最適化計画では「次期入管システム」と統合されています。

もくじ
1  次期入管システムの構想と問題点−−情報人権の視点から
2  もくじ
3  はじめに 次期入管システムの全体イメージ
4  次期入管システム(システム構成)
5  次期入管システム(機能構成)
6  次期入管システム(データフロー)
7  次期入管システム(ネットワーク)
8  1. 次期入管システムの課題
9  現行入管システムのシステム構成
10  入管システムの「見直し・最適化」
11  2. 次期入管システムの構想
12  次期入管システムの構想
13  次期入管システム構想の導入スケジュール
14  3. 次期入管システムのポイント
15  次期システムのポイント
16  レガシーシステムから「IT」へ
17  先端的技術の積極的導入
18  情報の積極的統合(連携)
19  統合データ管理システム
20  インテリジェンスシステム
21  ナレッジマネジメントシステム
22  位置情報システム
23  4. 次期入管システムの問題点
24  次期入管システムの問題点 (1) 脅威の極大化
25  次期入管システムの問題点 (2) 技術以前の課題
26  5. 情報人権の視点から
27  「情報人権」ということば
28  ネットワーク社会から見た「近代国家」
29  国家による「監視」の拡大
30  (国家による)監視の統合・収斂
31  監視の統合・自動化がもたらすもの
32  「差別と排除」のネットワーク/「対話と共存」のネットワーク
33  付記
34  参考資料

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