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次期入管システムの構想と問題点
スライド:27
Slide27 「情報人権」ということば
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 「情報人権」ということばはまだ日本語としては定着していません。
 ここでは、「形成期ネットワーク社会」における「基本的人権」のありようについて考える視点として「情報人権」ということばを使っていきたいと考えています。
 「ネットワーク社会」ということばの定義がまだ十分にされていないことは事実ですが、そのような社会の基礎である「情報通信技術」の高度化は、「個人」のプライバシーを侵害する可能性を非常に多くもっており、それをどのようにコントロールするかといういう課題は、「ネットワーク社会」の主要な社会的課題(政治的課題)だといえるでしょう。

 「ネットワーク社会」で起こりうる「プライバシーの侵害」は、その結果として深刻な基本的人権の侵害を引き起こします。特に、国家による情報通信技術の高度利用には、とても多くの問題がともないます。
 問題の深刻さは、国家(の意思)が、外部からはきわめてコントロールしにくい自律的なものになってしまっていること、そして国家が基本的人権を制限できる社会的機能であると考えられていることなどに起因しているでしょう。
 
 この問題はすでに深刻な基本的人権の侵害を引き起こしはじめていると言ってよいと思います。このため、「情報人権」の視点は、主要に、「管理と配慮」という「ふたつの顔」を持っている「国家による監視(surveillance)」のあり方に向けられます。

もくじ
1  次期入管システムの構想と問題点−−情報人権の視点から
2  もくじ
3  はじめに 次期入管システムの全体イメージ
4  次期入管システム(システム構成)
5  次期入管システム(機能構成)
6  次期入管システム(データフロー)
7  次期入管システム(ネットワーク)
8  1. 次期入管システムの課題
9  現行入管システムのシステム構成
10  入管システムの「見直し・最適化」
11  2. 次期入管システムの構想
12  次期入管システムの構想
13  次期入管システム構想の導入スケジュール
14  3. 次期入管システムのポイント
15  次期システムのポイント
16  レガシーシステムから「IT」へ
17  先端的技術の積極的導入
18  情報の積極的統合(連携)
19  統合データ管理システム
20  インテリジェンスシステム
21  ナレッジマネジメントシステム
22  位置情報システム
23  4. 次期入管システムの問題点
24  次期入管システムの問題点 (1) 脅威の極大化
25  次期入管システムの問題点 (2) 技術以前の課題
26  5. 情報人権の視点から
27  「情報人権」ということば
28  ネットワーク社会から見た「近代国家」
29  国家による「監視」の拡大
30  (国家による)監視の統合・収斂
31  監視の統合・自動化がもたらすもの
32  「差別と排除」のネットワーク/「対話と共存」のネットワーク
33  付記
34  参考資料

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