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次期入管システムの構想と問題点
スライド:29
Slide29 国家による「監視」の拡大
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 「ネットワーク」に代表される現代的な情報通信技術が、「国境」と「国家」の変質を促しているとするなら、「リモートセンシング」に代表される現代的な情報通信技術は、「国境」とは別のもうひとつの「境界」−−個人と社会の境界である「プライバシー」の範囲(境界)を浸食しているように見えます。
 「国家による個人への監視(surveillance)」の拡大は、一方では(配慮としての)「高度福祉社会」の方向性(高度福祉社会では、プライバシーの範囲は縮小されるでしょう)を持っています。しかし現実には、個人に対する国家や社会からの管理・統制の「むき出しの強化」として、個人の活動を直接規制する圧力としても強く働いています。

 「次期入管システム」は、国家が、その構成員とは考えていない「外国人という個人」に対して、先行的に「むき出しの管理・統制の強化」を進めるためのものとも考えられます。

もくじ
1  次期入管システムの構想と問題点−−情報人権の視点から
2  もくじ
3  はじめに 次期入管システムの全体イメージ
4  次期入管システム(システム構成)
5  次期入管システム(機能構成)
6  次期入管システム(データフロー)
7  次期入管システム(ネットワーク)
8  1. 次期入管システムの課題
9  現行入管システムのシステム構成
10  入管システムの「見直し・最適化」
11  2. 次期入管システムの構想
12  次期入管システムの構想
13  次期入管システム構想の導入スケジュール
14  3. 次期入管システムのポイント
15  次期システムのポイント
16  レガシーシステムから「IT」へ
17  先端的技術の積極的導入
18  情報の積極的統合(連携)
19  統合データ管理システム
20  インテリジェンスシステム
21  ナレッジマネジメントシステム
22  位置情報システム
23  4. 次期入管システムの問題点
24  次期入管システムの問題点 (1) 脅威の極大化
25  次期入管システムの問題点 (2) 技術以前の課題
26  5. 情報人権の視点から
27  「情報人権」ということば
28  ネットワーク社会から見た「近代国家」
29  国家による「監視」の拡大
30  (国家による)監視の統合・収斂
31  監視の統合・自動化がもたらすもの
32  「差別と排除」のネットワーク/「対話と共存」のネットワーク
33  付記
34  参考資料

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