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●どのような選択制が有効か

(2) セキュリティの確保・プライバシーの保障のプロセス
 第三世代のプライバシー権(自己情報コントロール権)を基礎としたセキュリティの確保・プライバシーの保障の手法は、基本的には「ネットワークシステム参加者の相互信頼関係の構築」の手法と同じです。プライバシー権(自己情報コントロール権)とは、個人情報を取り扱うシステムの運用者とそこに自己情報を提供する本人との間での信頼関係を担保する手段のひとつです。

●現在話題とされている住基ネットの「選択制」は、このような起源を持つ(第三世代的な)プライバシー権(自己情報コントロール権)のごく一部分についての議論です。


●もくじ(Slide番号でジャンプ)

01:技術的視点から 札幌市「選択制」を考える

  02:住基ネットの現在:プライバシーの危機

  03:個人情報の安心と安全

04:長野県審議会報告書 における指摘

  05:多数の自治体で住基ネットは外部と接続されている

  06:セキュリティにどれだけコストをかけるべきかという問題提起

  07:自治体首長の安全確保義務規定(住基法36条の2など)の重要性

08:住基ネットの持つ問題

  09:監視社会のインフラ(プライバシーの侵害)

  10:セキュリティが十全でも プライバシー侵害は起きる

  11:地方自治の不在

    12:(参考)インターネット方式だったらこんな形

  13:住基ネット全体のセキュリティ確保は失敗している

    14:住基ネットの信頼基盤構築失敗のプロセス

    15:相互信頼にもとづくネットワーク参加の手続き

  16:セキュリティコストを含めた行政システムの費用対効果の評価ができていない

  17:電子政府・電子自治体は「情報公開と市民参加」の 可能性を活用できていない

18:どのような選択制が有効か

  19:技術的視点から見た自己情報コントロール権の 根拠と目的

    20:セキュリティの確保・プライバシーの保障のプロセス

  21:「選択制」(自己決定:自己情報コントロール)の限界

  22:住基ネットにおける「選択制」の意義

  23:「住基ネット」における「選択制」を現実的なものとするための条件